行動を変える魔法

行動を変える魔法

私には自分を奮い立たせるための魔法のような言葉を持っています。それは「僕を誰だと思ってるんだ!」という言葉で、それを辛い時や大変な時に心で叫ぶのです。

こんなことを心で叫んでいるとは、とんでもない自意識過剰人間に思われてしまうでしょうが、半ば冗談で言っているようなものですので、実際に回りに向かってそれをアピールするなんてことはしません。

この言葉を心で叫ぶと、やる気が凄く出てきます。もう本当に追い込まれて時間が無くてどうしようもない時に叫ぶと、心で反抗心が芽生え「ちくしょう、やってやる!」という気持ちに至ることができるのです。

こうやって何かを心で叫び、自分の力にするというのは素晴らしい魔法だと私は思っています。気持ちは行動にあらわれるといいます。なので、気持ちから切り替えれば自然と行動にも変化があらわれるのです。

これは一種の暗示効果なんでしょうね。ポジティブな発想を持てば物事はポジティブに進み、ネガティブな発想を持てば、物事はネガティブに進んでしまうといいますから。

私がこんな暗示効果がある言葉を心で叫ぶようになったのは、小学生の少年野球をやっていたころからです。

私は少々臆病な性格で、バッターボックスに立つたびに緊張してがっちがちになっていました。恥ずかしいのでまわりにはそれを知られないように努めていましたが、心ではマイナスなことばかり考えていました。

ある練習試合のとき、そんな私の考えをコーチが見透かしたようで、コーチは私に「心で、やればできると叫べ!」と教えてくれました。

そしてコーチに言われた通りに心の中で「やればできる!」と叫び、バッターボックスに立ちました。

でも、ピッチャーがマウンドからこちらに向かって視線を送っているのを見ると、また不安が。不安が出てくると再び「やればできる!」と繰り返し叫びました。

そして私が思い切り振ったバットにボールがジャストミート。

ライナー打球はショートのやや右を抜けそうになりましたが、惜しくもファインプレーでキャッチ、アウト。

「駄目だった……」という落胆の思いでベンチに戻ってくると、コーチもチームメイトもみんな「ナイスバッティング!」と褒めてくれました。

この出来事が私の臆病な性格を全て払拭してくれました。もしあのときコーチが教えてくれた魔法を教わっていなかったら、今の私はいなかったでしょうね。

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自分を追い込まない

自分は全く世の中の役に立っていない。そんな気持ちを抱えてしまうことは誰しもあることだと思います。実際は役に立っていないなんてことは無いのですが。

自分を卑下してしまって、褒めてもらっても持ちあげてもらっても感謝してもらっても、逆にとってしまう。これは性格の問題もあるでしょう。そんなことがあります。

例えば。夫が「たまには手を抜いていいんだよ」と言ってくれることがありますが、それすらも素直に受け取れないときがあるのです。

こんなに部屋が散らかっているのに、こんなに美味しくないごはんしか作れないのに、なぜそんなことを言ってくれるのか。ひょっとしてもう諦めているのか。

そんな思いに駆られるのです。実際は別に部屋も座れる程度には片付いていますし、料理も食べられる程度のものは作っているのです。ではなぜそんな気持ちが出てくるのか。

これは自分でもわからないのです。とかく褒めてもらうこと、気遣ってもらうことが苦手なのです。

それは昔からそうなのですが、褒めてもらっても素直に喜ぶことができませんでした。きっと裏があるに違いない、そんな風にとってしまう自分がいるのです。

ここでは褒めていても、陰ではなんて言っているかわかったものではないと感じてしまうのです。人間不信だなあと自分でも思います。でも直らないのです。

これは夫に対しても同じように思ってしまうことがあります。

ごはん美味しいね、と言ってくれるその言葉ですら「本当はそんなこと思ってないだろうなあ」と思ってしまうのです。気遣ってくれているんだろうなあと。

こう考えてみると、私は自分に自信がないのだなと思えてきます。みんなはよくやっているね、と言ってくれても、それが大したことではないと自分でわかっているからです。

こんな考え方ではこの先ずっと、辛いまま過ごしていかなくてはいけません。

インターネットで気晴らしに「疲れて」と打ち込んでみると、「疲れて家事ができない」という悩みがヒットしました。とても多くの人が悩んでいるのです。

同じように、です。本当は完璧にこなしたいのに、体がついてこない。家事をやってごはんを食べてお風呂に入ったら1日が終わる。その悩みでみんな苦しんでいるのです。

それがわかっただけでも、少し救われたような気がしました。